■ジュリー氏ベタ惚れのなにわ男子は“ゴリ押しデビュー”

 ジャニー氏が滝沢氏とともに、ジャニーズの未来を託していたのがキンプリだった。特に平野はジャニー氏が「ソロでデビューさせてもいい」と考えるほどの存在だった。ジャニー氏に寵愛を受けたのが平野である一方、ジュリー氏のお気に入りだったのが永瀬だ。

「ジュリー氏は関ジャニ∞の育成やプロデュースを担当した関係で、関西ジャニーズJr.にも強い影響力を持っています。昨年11月にはなにわ男子がデビューしましたが、事務所総出のプロモーションでデビューを盛り立てたことからもその寵愛ぶりがうかがえます。ジュリー氏の高校生になる愛娘もなにわ男子、特に道枝駿佑さん(20)がお気に入りのようですね。

 そして、事務所に留まる永瀬さんも関西ジャニーズ出身で、ジュリー氏とは食事に行くほどの仲だといいます」(前出の芸能プロ関係者)

『週刊文春』によると、ジャニー氏の悲願だった海外進出を実現しようと奔走していたのが平野、岸、神宮寺で、世界での活動について取り合ってくれないジュリー氏に不満を持っていたという。残る永瀬と高橋は、映画やドラマを優先したいと考えているとされる。

「『文春』には、ジュリー氏が平野さんからの面談を拒否していた、という話もありました。つまり、滝沢さんが去った今、ジュリー氏の方針に従うかどうか、彼女のお気に入りかそうじゃないかでそのタレント、グループが売れるか売れないかが決まるような状態になったということですよね。それはジュリー氏が会社の社長だから当然のこと、と言われたらそれまでのことでしょうが……。

 永瀬さんもドラマや映画で推しに推されています」(前同)

■事務所残留の永瀬廉は“キムタク路線”に!?

 永瀬は7月クールに『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(読売テレビ制作、日本テレビ系)で主演を務めたほか、2021年前期のNHK連続テレビ小説おかえりモネ』にメインキャストとして出演した。

「ジャニーズとNHKは、いま非常にいい関係にありますからね。松本潤さん(39)がNHK大河ドラマどうする家康』で主演を務めることからもそれがうかがえますが、永瀬さんを朝ドラのメインキャストにねじ込むことも訳はないはずです」(同)

 永瀬は2023年1月クールのTBS「火曜ドラマ」枠で放送される広瀬すず(24)主演の恋愛ドラマでも相手役を務めるという。また、杉咲花(25)や北村匠海(25)などの人気若手俳優が出演する映画でも主演を張るとされる。

「2人になるキンプリで音楽活動を続けるのは、現実的にはなかなか厳しいものがある。3人の脱退後は元SMAP木村拓哉さん(49)のように脱アイドル、俳優路線にシフトさせるというのがジュリー氏の計画なのではないでしょうか。

 そんなジュリー氏が、永瀬さんとともに推しているのがSnow Manの目黒蓮さん(25)ですね」(同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3