■大阪・住吉大社の強力パワー

 お隣の大阪府、大阪市住吉区も負けてはいない。

 この街には、全国に約2300ある住吉神社の総本社・住吉大社がある。創建日が211年の卯年の卯月卯日だったことから、ウサギを大社の神使いとしており、手水舎の水口はウサギ、卯年に建立したヒスイ製のなでウサギも鎮座する。

 そして、この近くで最近、年末ジャンボで大当たりを出したのが、同市平野区の喜連ライフCCだ。

「2018年に1等前賞の1億5000万円を出しました。ロト6では、今年1月に2等898万円も出ています」(売り場責任者)

■日本でウサギといえば「因幡の白ウサギ」

 そして、日本でウサギといえば、なんといっても前述の「因幡の白ウサギ」だろう。

 その伝承の舞台となった因幡国は、現在の鳥取県。その鳥取市にある白兎神社には、その白ウサギが神として祭られているのだ。

 この近くで、今年のサマージャンボで1等前後賞7億円を出し、注目なのが、同市内の七福API叶店。地名の「叶」も、叶か なうに結びついて縁起がいい。

 取材してみると、実は、この売り場、そもそも年末ジャンボの実績が驚くほど優秀なのだ。

「2008年の年末で2等1億円、13年の年末ミニ1等7000万円、16年の年末ではプチ1等1000万が2本出ています」(売り場責任者)

■高額当せんのカギは“満月”?

 そして、最後に本誌が取材したのは、宮崎県宮崎市。

 この街の東海岸近くにある一葉稲荷神社は、約350年前の大地震による津波で飲み込まれそうになった際、1羽の白ウサギが波を蹴って救ったという言い伝えが残っている。

 境内には大国主命も祭られ、銭洗神社もあるため、地元では、開運や金儲けの神社として知られるのだ。

 そこから最も近い売り場が宮崎イオンCCだ。実は、この売り場も、年末ジャンボではかなり優秀だ。

「15年には2等1000万円、3等100万円の他、ミニ1等7000万円、2等100万円も出ました。また、19年には3等100万円、そしてプチ1等1000万円も出ています」(売り場責任者)

 年末ジャンボの発売は12月23日(金)までだが、

「高額当せん者の経験によると、ツキに関係あるのか、“満月の日は金運アップする”そうです。発売期間中の満月は、12月8日。この日に、自分で選んだツキ売り場を探して購入するのも手でしょう」(前出の宝くじアナリスト)

 抽選日は12月31日。10億円をゲットして、億万長者になろう!

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