■2位は新ドラマが楽しみな元SMAP

「ただ、山下さんはその後『BVLGARI(ブルガリ)』を筆頭に多数の高級ブランドのアンバサダーをしたり、今年6月にはNetflixでも配信された映画『ザ・マン・フロム・トロント』で夢だったハリウッド映画の出演を果たしたり、大活躍ですよね。もともと海外で仕事をしたくて辞めただけに、国内の“辞めジャニNG”は気にならないのはないでしょうか。

 くわえて、民放に比べて忖度の度合いが薄いNHKでは、今年4月クールに『正直不動産』で主演も果たしているほか、Netflixでも12月22日配信の『今際の国のアリス シーズン2』に出演することも決まっています」

 2位は、SMAP解散を経て2017年に辞めた草なぎ剛(48)だ。

 草なぎの場合、2017年の『噓の戦争』(フジテレビ系)から民放連ドラに復帰するまで6年もかかってしまったが、映画やNHK方面などはずっと好調だった。

「SMAP解散の経緯や公正取引委員会の件が報じられるくらいに、当時はジャニーズサイドと関係が悪かったことで知られていますが、騒動から時間が経ったこと、超一流役者として一目置かれていることもあり、もはや両者間の対立関係はほぼないと見られています。

 2021年3月19日に行なわれ、最優秀主演男優賞に輝いた『第44回日本アカデミー賞』では、二宮和也さん(39)と共演して世間を驚かせましたよね」

 退所後はNHKやABEMAといった忖度の度合いが薄いメディアを中心に活躍していたが、さらに「関西ローカル」という、やはり忖度が弱い局へも進出。2021年の特番を経て、今年5月15日から『草なぎやすともの うさぎとかめ』(読売テレビ)でMCを務めている。

「また、SMAPの元マネジャーI氏と因縁があったとされていたメリー喜多川名誉会長(本名:藤島メリー泰子)が2021年8月に逝去した後は、さらに確執が弱まったのか、ついに“民放連ドラ主演”も決定しました。

 2023年1月クールの月曜22時、かつての『SMAP×SMAP(スマスマ)』(フジテレビ系)枠で、関西テレビ(カンテレ)制作のドラマ『罠の戦争』の主演を務めます」

 古巣である『カンテレ』で久々の仕事となったが、「初心にかえってやってますよ。結局そうだなぁって。初心ですよ!」と、11月13日放送のラジオ『ShinTsuyoPOWER SPLASH』(bayfm)でコメントしていた。

 カンテレと読売テレビ。ドラマとバラエティそれぞれに「関西のテレビ局」という心強い味方を手に入れたということか。

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