■1位は「完璧すぎる退所」の“J共演”OK

 そして、辞めジャニでは1位の“勝ち組”と呼べそうなのが、「ジャニーズ事務所を離れた環境で役者に挑戦したい」という理由で2021年11月に事務所を去った元V6森田剛(43)だという。

「他の“辞めジャニ”と一線を画しているのは、最後までジャニーズ事務所とも、元メンバーとも一切の軋轢を残すことなく円満に事務所を辞め、かつ芸能活動も続けることに成功したことです。

 いまだに元メンバーのみならずジャニーズタレントから“森田”の名前は当然のように出るし、辞めてからわずか3か月後の1月28日放送の『A-Studio+』(TBS系)に出演し、ジャニーズの後輩であるKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔さん(36)とのトークも展開していましたね」

 さらに、2023年1月19日スタートの桐谷健太(42)主演のドラマ『インフォーマ』(関西テレビ)に、物語のカギを握る素性が一切不明の謎の男として登場することも明らかとなっている。

「溢れ返る情報の中で、自分が見たもの、感じたものだけを信じて生きたい。そんな事を考えさせられる作品」

 と森田はコメントしている。

「森田さんの仕事の充実ぶりについては、舞台演出の巨匠・蜷川幸雄さんも認めていた圧倒的な才能にくわえ、妻で“個人事務所経営の先輩”でもある宮沢りえさん(49)と夫婦二人三脚で積極的な売り込みをしたことも大きいと聞いています。

 また、ジャニーズ事務所を辞めるとなった際、永続ではないですが “音楽活動はしない”という約束をジャニーズ事務所と森田さんが結んだという話ですね。これについては、現役ジャニーズとの仕事のバッティング回避のため、森田さんが配慮したという話です。

『Aスタ』ではすでに藤ヶ谷さんと当然のように共演しているし、いずれ舞台なり映画なり、芝居の世界での現役ジャニーズとの共演も、そう遠くない話でしょうね」

 それぞれがそれぞれの道を歩んでいる「辞めジャニ」たち。キンプリの明日はどっちだーー。

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