■他の若手女優と差別化できる! 福原のもう1つの才能

「“ばっさー”、“すず”、“ハシカン”……名前だけでそうそうたる主演陣ですよね。これに福原さんも加わるということですよね。

 これにくわえて福原さんは、他の若手女優にないストロングポイントとして、“劇場版ゲストなどではなくイチ声優として普通のアニメにも精力的に出演する”という、声優業ができる強みがある。また、そもそも福原さんは、2009年~2013年に放送していたNHKの『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で “まいんちゃん”として一時代築いた、というルーツもありますからね」(前出の制作会社関係者)

 福原の声優業の代表例では、2017年に『キラキラ☆プリキュアアラモード』(テレビ朝日系)で“有栖川ひまり/キュアカスタード”として1年間地球の平和を守ったほか、実写映画化も果たした『恋は雨上がりのように』(小学館)や『かぐや様は告らせたい』(集英社)はどちらも1クールのテレビアニメとして放送していたが、いずれにも主要キャラとして出演していた。

「前例として、女優としてもトップクラスの存在でありつつ、1985年の『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ系)の鬼太郎や、現在も続く『それいけ!アンパンマン』(テレビ朝日系)のアンパンマンなどなど、声優としてもスゴ腕の存在である戸田恵子さん(65)がいます。

 ぜひとも福原さんには“令和の戸田恵子”を目指してほしいものですね」(前同)

 4月4日公開の『WEBザテレビジョン』のインタビューで、福原はこう話していた。

《今、女優や声優、歌手のお仕事をさせていただいているのですが、全て共通するのは“表現する”お仕事であるということ。少しでも表現の引き出しを広げながら、誰かの心に響いたり、パワーを届けられるような演技ができたらいいなと思います。

 いろいろな分野でお仕事をさせていただいていますが、1つ1つを極めて、大切にしたいなという思いがあります。ていねいに向き合っていきたいです。》

 一流の表現者として、どこまでも舞いあがってほしい!

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