■ダウンタウン松本やさらば森田にも『ギャラ未払い』の被害
こうした“ギャラ未払い”の問題は韓国だけではなく、日本の芸能界でも存在している。
「ダウンタウンの松本人志さん(59)も、自身が司会を務める情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)の2020年1月26日の放送回で、所属事務所である吉本興業から以前DVDの収益が未払いだったことを明かしていました。
番組では、当時東京MXテレビの番組で極楽とんぼの山本圭壱さん(54)や俳優の小沢仁志さん(60)へのギャラが未払いになっている問題を取り上げていましたが、松本さんからは“山本のギャラの未払いは吉本の問題かも分からない”と発言。
続けて“我々でも吉本のギャラ1年ぐらい未払いあるもんね。DVDがめちゃくちゃ売れた。何百万本、累計何千万本売れて、一銭も入らなかった”とまさかの告白をしていました。
その後の対応として松本さん曰く“『さすがにこれひどくないか?』って(直談判した)。ちょっと払って来やがったもんだから、結構ブチギレしました。さすがに(事務所も)ヤバいと思ったかもわからなんけど、次の月に全部入った”と話していましたね」(前同)
これには、一緒に出演していた同じ吉本所属の東野幸治(55)も同意していた。
「この当時、松本さんは自身の冠番組の『人志松本のすべらない話』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』などの人気シリーズに出演しており、2019年には『ガキ使』シリーズは累計販売枚数500万枚を突破したことが発表されていました。
『ガキ使』のDVDで言えば、1本あたり約6000円ほどのため、単純計算で300億円ほどになります。ですが松本さんは事務所から支払われた金額は“ランボルギーニ、ランボルギーニ、カウンタック、カウンタック(1台分くらい)。それはそれで困る。今年1年に集約すんな、ボケッ!って”と不満を漏らしていました」(前同)
さらに、事務所からではなく、番組からの未払いのケースも告発されている。
「お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢さん(41)もギャラ未払いを告白してました。森田さんは、2013年に当時所属していた松竹芸能を退所するとフリーとして活動を開始し、『ザ・森東』という自身が社長の会社を立ち上げました。
立ち上げ当初の苦労話として、出演した番組のギャラ未払いがあったことを、これまた東野さんのYouTubeチャンネルで今年2022年2月に投稿された動画内で告白し、大きな反響がありました」(前同)
森田曰く「(未払いの番組に電話をしても)全く繋がらない。だって、なんやったらあなたの番組ですから!」と、東野の番組が未払いだったことを明かした。これには東野も「えー!まじすか!申し訳ない…」と驚きの様子。
さらに森田からは「何回電話しても(繋がらない)…いまだに未払いですから!でもその人はノウノウと居ますからね、業界に」と、社長ならではのテレビ業界の裏側を明かしていた。
ギャラの未払いは特殊なケースではあるが、世界共通で発生している大きな問題。イ・スンギ含め、芸能人に適切な金額が本人に支払われることを願ってやまないーー。