老後の年収を100万円増やす!最強の「セカンドライフ資格」15選の画像
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 せっかく長く生きるなら、充実した日々を過ごしたい。そんな後半生を送る「力」となるスキルを紹介する!

 令和の人生100年時代では、55歳はまだ道半ば。

 残りの半生、経済的な余裕を持ちつつ、なおかつ充実した生活を送るには、どうすればよいのか。

 ファイナンシャルプランナーで、消費生活アドバイザーとしても活躍する丸山晴美氏が言う。

「昨今、人手不足が続いており、シニア層が働ける職場は必ずあります。ですから、もっと自分を高く売る方法を考えてください。そのために、今のうちに資格を取得したり、検定にチャレンジしたりしてみてはいかがでしょうか」

 現在、定年前の人は、資格や検定に合格すれば、そのスキルを使って副業などで稼ぐことができるし、現在すでに年金生活を送るシニア層も、再就職やアルバイトなどで有利となり、老後の年収を100万円アップさせることも可能だという。

 とはいえ、資格を取るには金がかかるし、合格率も気になるところ。そこで、取得費用や合格率のわりに高収入が期待できるすなわち、“コスパ”のいいものを中心に、「最強のセカンドライフ」を過ごせる資格及び検定を紹介する。

■ドラッグストアで販売できる専門資格

「まず、コスパでいうと、登録販売者の資格でしょうか。取得にかかる通信講座の費用は約4万円で、試験の合格率も50%と、まずまず。何より求人が多く、約1500円の時給を稼げるところがポイントです。また、シフトによってはダブルワークも可能ですから、副業として考えてもいいかもしれません」(前同)

 この登録販売者というのは、ドラッグストアなどで一般用医薬品の販売ができる専門資格。薬剤師と違い、処方箋の調剤はできず、第一類医薬品の販売はできないが、解熱鎮痛剤や総合感冒薬などの、主だった大衆薬を販売できる。

「コロナのときに『カロナール』が不足し、困ったお客さんが来店された際、同じ成分を含んだ解熱剤を薦めたら、非常に感謝されました。モチベーションが上がる仕事です」(50代・都内のドラッグストア勤務)

 資格試験は各都道府県単位で実施され、東京都の場合、願書は保健所などで受け取ることができる。

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