■セルフガソリンスタンドで時給1600円
前出の丸山氏オススメの資格が次の危険物取扱者。
危険物といっても、爆弾などを対象とするわけではない。狙うべきは「乙四」と呼ばれる乙種第四類で、主にガソリンや灯油などを取り扱う。
具体的な仕事としては、「セルフガソリンスタンド」の監視業務。ドライバーが給油するのを目視確認するのが主な仕事だ。夜間の仕事も多いが、約1600円の時給が期待できる。
試験は消防試験研究センターの中央試験センター(東京)及び各支部で受験できる。合格率は30〜40%と、やや難しいが、受験のための各通信講座の中には1万円を割るコースもあり、低コストが魅力だ。
■マンションの管理人も人気
一方、退職後の再就職先として、今も昔も変わらない人気を誇るのがマンションの管理人。
「特に都市部ではマンションが、どんどん新築されていますので、求人需要はかなりあります」(丸山氏)
しかし、人気職種のため応募も多く、差別化を図るには、マンション管理員検定協会が実施する試験の合格を目指したい。公式テキスト(2750円)や対策問題集(1815円)で学び、合格率はおよそ58%。時給の相場は約1500円だという。
■車好き、メカ好きには
さて、車好き、メカ好きの中に「フォークリフトを運転してみたい」と考えている人はいないだろうか。そうなら、フォークリフト運転技能者になって、セカンドライフを謳歌しよう。
そのためには専門の運転技能講習所に通うのが早道。普通免許を持っていれば、素人でも31時間の講習(約4万円)に参加し、ほぼ9割の人が資格を取得できるという。