■学費をタダにする“裏技”は?

 だが、東京都の「業界連携再就職プログラム」を使うと、講座費用が無料になるうえ、1日5000円の日当(就活支援金)まで支給されるという。

 ちなみに、年3回実施され、講座期間は26日間。最終日には福祉介護会社との合同面接会まで用意してもらえる。詳細は東京都の「東京しごとセンター」まで。

■新職種の葬祭ディレクター

 最後に取り上げるのは、最近、注目されている新職種の葬祭ディレクター(1級・2級)。

 1級の合格率はおよそ67%と、比較的やさしい。さらに、葬祭ディレクター審査技能協会の試験に合格すれば、「葬儀のプロ」と認められ、他の社員と年収に差をつけられる。

 取得のためには専門学校に通い、年間100万円以上の学費がかかるものの、こんな裏技もある。

「タクシーの二種免許と同じです。試験の中心は実技ですから、葬儀会社に就職して実技を学び、専門学校に通わず、“一発試験”での合格を目指す方法です」(葬儀会社社長)

 丸山氏がこう締めくくる。

■パソコン苦手を克服

「とにかく諦めないこと。たとえば、シニア層だからといって、事務職への再就職を諦めていませんか。

 確かにシニア層にはパソコンが苦手という弱点がありますが、たとえばマイクロソフト社のMOS検定に合格すれば、パソコンが使えるという証明になり、十分、事務系の再就職が可能になるなど、道は開けます」

 為せば成る、興味のある資格取得を目指そう!

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