■スタミナラーメンのホームラン王が登場
ところで、夏といえば高校野球。奈良県の甲子園常連校「天理高校」を擁する天理市のご当地麺「天理ラーメン」が第2位に入った。
「こちらも“スタミナラーメン”とも呼ばれ、白菜をメインに、ネギ、ニンニク、豚バラ肉、ニラ、ニンジンなどを炒めた具が、どっさりのってボリューム満点。スープの味は店によって異なります」(グルメ誌記者)
味はもちろん、栄養面でも優れているという。
「天理ラーメンのような具材たっぷりのラーメンは、夏バテ予防にうってつけです」(望月氏)
■激辛系の台湾ラーメン!
では、注目の第1位は?激辛系の「台湾ラーメン」(愛知県)に決定!
「鶏がらベースのしょうゆ風味のスープに、細麺が入っています。そこに、唐辛子とニンニクを絡めて炒めたひき肉、モヤシ、ニラをトッピングした、名古屋めしです」(グルメ誌記者)
名前は台湾でも、発祥は名古屋。ちなみに、名古屋は2018年に40.3度の最高気温を記録しており、全国有数の暑い街だ。
「台湾出身の方が経営する『味仙』という中華料理店で考案されたので、この名前がつきました。もともとは単体で食べるものではなく、中華料理のシメ。とても辛いので、他の料理と組み合わせるのも、オススメですね」(遠藤氏)
台湾ラーメンはピリ辛なのはもちろん、ニンニクの風味も食欲をそそる。
「ニンニクは、糖質の代謝を促す“ビタミンB1”の働きをサポートしてくれて、血糖値の急上昇を防ぎます。結果、男性ホルモンである“テストステロン”の分泌低下を防ぎ、精力の維持、増強につながります。さらに、唐辛子による発汗作用で熱中症予防にもなるので、夏のスタミナ食として満点です」(望月氏)