■フライデー事件を起こして
「襲撃した理由は当時、殿がつきあっていた女学生を『フライデー』が強引に取材したからです。男が、奥さんや彼女を襲われたら、そりゃ闘うだろうというのが殿の考え。芸能人だからといって、丸く収めようという考えは一切ないんです」
こう語るのは、長年たけしの運転手も務めていた、たけし軍団のつまみ枝豆。
事件後、たけしが襲撃に参加したたけし軍団のメンバーに「お前らのことは一生、面倒見るからよ」と語ったのは有名な話だが、
「実際、殿は謹慎中に軍団の今後を考えていた。それで、考えに考え抜いて“芸能界復帰は無理だから、反社会的組織を作ろう”と言いだしたんです。真剣な顔だったから、俺も腹を決めなきゃと思いましたよ」(前出の枝豆)
ただ、2日後には、
「“大変だから、土建屋をやろう”と。思い直したみたいで(笑)」(前同)
反社会的組織を結成しようとしただけあって、最恐伝説には、その筋の話も多い。
■渡嘉敷勝男救出劇は…
「元WBA世界チャンピオンの“トカちゃん”こと渡嘉敷勝男が、拉致されたところをビートたけしに救われた、なんて話もありましたね」(芸能記者)
ある日、トカちゃんが因縁をふっかけられ、組事務所に監禁されたというもので、「トカちゃんがたけしさんに電話をすると、すぐ現場に駆けつけてくれたというんです。で、親分から“面白いことをやったら帰す”とすごまれたため、漫談を披露したら、これが大ウケ。無事、トカちゃんを救出するという話なんですが……」(前同)
ただ、この伝説に関してはトカちゃんが“拉致されたことはない”と後に否定。
「たけしと飲んでいるときに絡まれ、たけしから“殴っちゃえよ”と、そそのかされたことはあったそうですが(笑)」(同)