初場所が終わったばかりの大相撲だが、今度は“土俵外の戦い”に注目が集まっている。
「今年は2年に1度行われる日本相撲協会の理事選の年。定員の10人を上回れば2月2日に投開票となりますが、直近2回も立候補者は10人ぴったりだった。今回も同じく、無投票で決まりそうです」(全国紙相撲担当記者)
というのも、5つある一門ごとに、立候補者を事前調整するのが慣例だからだ。
■魁皇こと浅香山親方が既定路線
「昨年5月、元横綱・白鵬こと宮城野親方が、所属する伊勢ヶ濱一門の総意に反して出馬宣言する波乱もありましたが、結局、同年11月には出馬を撤回しました。
既定路線通り、同一門からは元大関・魁皇こと浅香山親方が新理事に就任する見通しです」(夕刊紙記者)
だが、これで一件落着とはいかないという。
■裏には不祥事が
「選出された理事らの互選による理事長選が3月に実施予定です。当初は八角理事長(元横綱・北勝海)の再選と思われましたが、風向きが変わってきたようなんです」(相撲専門誌記者)
八角理事長は2015年から8年以上、協会のトップに君臨している。
「現在60歳で、65歳の定年まで、もう2期務められますが、本人は周囲に“理事長は、もう辞める”と漏らしているんだとか」(前同)
その裏には相撲協会の不祥事が関係しているという。