■サウナと水風呂の交互浴は危険
飲み物以外で、がん予防になる生活習慣として、挙げられるのが、入浴だ。
「体温が低いと、体の代謝が下がって免疫力が弱まり、結果、がんのリスクが高まります。特に、冬場はシャワーだけでなく、湯船につかって、しっかり体を温めるのが肝心です」(秋津氏)
さらに、秋津氏いわく、「湯船に浸かると、血管が柔らかくなり、動脈硬化の予防にもなる」とのこと。一石何鳥もの効果があるので、ぜひ。ただし、注意点も。
「寒い季節は、急激な寒暖差で血圧が乱れてショック死を起こす“ヒートショック”のリスクがあるので、湯船は、40度前後の心地よい温度にしてください。また、サウナと水風呂の交互浴は、体に負担がかかり危険です」(同)
■ストレス解消、よい人間関係を
ストレス解消に焦点を当てると、前出の岡田氏から、こんなアドバイスも。
「70歳を過ぎて、大きな病気がない人は、がん予防を考えなくて大丈夫!
健康診断も必要ありません。これまで通り、のびのびと毎日を過ごしてください」
最後に、よい人間関係を築くのも忘れてはいけない。
「米国のハーバード大学が年間かけた追跡調査で、友人がいない孤独な人に比べて、友人がたくさんいる人は、がんのリスクが明らかに低いとされています」(水上氏)
名医の教えを実践し、健康な体を手に入れよう!