■好感度が高い伊達みきお、富澤たけし
そんな有吉の他に、好感度の高さから、サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし=ともに49)こそ、今のテレビにマッチした人材だという声も多い。背景には、コンプライアンスの遵守が求められる時代ということがある。
「テレビ局としては、スポンサーのことを考えると、不祥事を起こさないのが第一条件。各種アンケートで“好きな芸人ランキング”の上位に常にランクインし、23年まで6年連続で、『日経エンタテインメント!』の“タレントパワー芸人部門”でトップに君臨する、サンドの需要は、より高まるのでは」(テレビ誌記者)
■M-1グランプリ敗者復活から逆転優勝した実力
07年の『M-1グランプリ』で敗者復活から逆転優勝した実力の持ち主で、ネタでは伊達がツッコミ、富澤がボケを担当しているが、
「バラエティ番組では、むしろ伊達がボケたがり、富澤がツッコむようなシーンも実は多く、それぞれがボケとツッコミを使い分けられるのも、重宝される理由でしょう」(前同)
■新番組を任せるなら
現在、テレビのレギュラー番組は10本。すでに、有吉に負けない超売れっ子だ。
「純粋にお笑い力を競う番組よりも、ゲストとゲームを楽しむ『バナナサンド』(TBS系)や、ある分野に詳しい子供が、その知識を披露する『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)など、ゴールデン・プライム帯の、家族で安心して楽しめるバラエティ番組で力を発揮しています」と言う前出のラリー氏は、
「松本さんの代役というよりも、松本さんの番組が終了して、新たに始まる番組を任されることが多くなるのでは」(前同)