■吉本勢は大悟&ノブが筆頭

 一方で、実力者ぞろいの吉本勢こそが“ポスト松本”の最右翼とする声も多い。千鳥大悟・43、ノブ・44)は、その筆頭だろう。

■2度の不倫報道

「大悟は、これまでに2度の不倫報道がありましたが、なんとも憎めないキャラクターで、ほぼ無傷で、これをクリア。

 現在、コンビで出るレギュラー番組は8本にまで膨れ上がりました。昨年の『FNS27時間テレビ』(フジ系)の総合司会をこなしたのも大きいですね」(前出のテレビ誌記者)

 担当番組の特徴は、世の中のあらゆるものの未知なる“笑いしろ”を探る『千鳥かまいたちアワー』(日テレ系)や、芸人たちが、ふだん披露しているネタとは一味違う、クセのスゴいネタを披露する『千鳥のクセスゴ!』(フジ系)など、お笑い色の強い番組が多いことだ。

「よく見ると、千鳥の番組の多くは単なる司会業ではなく、彼らが面白いと思うことが面白いんだということを、視聴者に示していくような番組です。これこそ長年、松本さんがやってきたことで“笑いのカリスマ”たるゆえんでした」(ラリー氏)

■『人志松本の酒のツマミになる話』を担当も

 令和の時代に、それを実現できるパワーのある芸人が、千鳥だという。

「『人志松本の酒のツマミになる話』(フジ系)では、すでにレギュラー出演していますし、お酒好きのイメージもありますから、そのまま、大悟さんが担当するのが、しっくりきます」(前同)

 M-1グランプリの決勝の放送直後にネット配信される、『M-1打ち上げ』のMCを務め、若手芸人たちの良き相談役にもなっており、この点でもポスト松本の資格はありそうだ。

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