今回の“あなたに会いたい”は、ハンバーガー探求家の松原好秀さんです。
ハンバーガーをこよなく愛して、探求すること20 年。全国津々浦々のハンバーガー屋さんを巡り、これまで約4000個のハンバーガーを食べていらっしゃるんです。
週刊大衆の読者の皆さんも、ハンバーガー好きは多いのでは!?
さっそく、いろいろとお話を聞いてみましょう!
ウェンディーズにカルチャーショック
ゆま「今でこそハンバーガー探求家として知られる松原さんですが、そもそもハンバーガーにハマったキッカケは、何だったんですか?」
松原「実は、若い頃は今ほど、ハンバーガー好きではなかったんです。『マクドナルド』も年間で1、2回食べる程度でした。
それが社会人になって、渋谷を歩いていたとき、新商品の試食モニターをしてほしいと声をかけられたんです。試食をしたら、お礼として『ウェンディーズ』のハンバーガーの無料券をもらったんですね」
ゆま「ウェンディーズが良かったんですね」
松原「はい。ウェンディーズの四角いビーフパティに驚きました。食べてみると想像以上においしくて……。軽いカルチャーショックを受けたんです」
ゆま「へえー。タダ券がスタートだったんですね!」
松原「そうなんです。それからマクドナルドや『モスバーガー』といった日本ですでに人気だったチェーン店をはじめ、『ハードロックカフェ』や『TGIフライデーズ』といった、アメリカンなハンバーガーを出している店にも通うようになったんです」
ゆま「どんどんハマっていったんですね」
インターネット検索もできない時代に
松原「さらに、町の外れにポツンとある一軒家のハンバーガー屋さんの存在も知ったんです。
それが2004年頃で、当時はまだ、そういうハンバーガー専門店は少なかったんですよ」
ゆま「今でこそハンバーガー専門店はたくさんあるけど、20年前は世間に浸透していなかったんだ……」
松原「現代のように、ネットで検索してもハンバーガー専門店が見つかる時代でもなかったです。だから、本当に自分の足で探し回っていましたね」
ゆま「すごい! ハンバーガー店の載っている本も、なかったんですか?」
松原「ほぼ、なかったです。そのため僕は、2008年と2009年に『HAMBURGER STREET』という専門誌を自主出版したんです」