放映権料やグッズの収入増へ

 世界中に野球を普及させる目的とは何か。

「世界各国から有望選手をMLBに送ることで、放映権料やグッズの収入増につなげるためです」(前同)

 MLBは、しゃかりきにグローバル戦略を打ち出し続けているのだ。

今季は韓国で開幕戦

「今季の韓国での開幕戦について、MLBの運営戦略統括責任者は“韓国は世界で3番目に大きな収入をもたらす国際市場で、我々はライセンス商品はじめ、多くのビジネスを行っている”と語っています。2番目は、もちろん日本」(前出の広告業界関係者)

 選手の流出だけでなく、ビジネス面でもMLBに乗っ取られそうな勢いの日本球界。前出の小林氏は、こう危惧する。

「野球少年の数がどんどん減っているのに、NPBはアマチュア野球のことは高校、大学、社会人チームに丸投げ。野球人口を増やす努力をしていただきたい」

 日本のペナントレースには見向きもせず、海外に渡ったスーパースターたちの様子を、眠い目をこすって中継で見る。こんな時代が迫っている!?

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