3.11東日本大震災を的中させた漫画家も警告!2025年7月「沖縄トラフ大地震」Xデーの画像
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 予言など“眉唾”と一笑に付すなかれ。たびたび起こる地震は何かの暗示か。専門家に話を聞くと不気味な深層が。

台湾地震は前兆だったのか!?

 能登に続き、お隣の台湾が大地震に襲われた。

「4月3日、台湾東部の花蓮県沖およそ25キロを震源とするマグニチュード7・7の地震が発生し、最大震度6強を観測。被害も甚大で、7日時点の台湾当局の発表では死者13人、負傷者1133人、行方不明者は6人に上るとのことです」(全国紙外信部記者)

 今回の地震は、台湾では過去25年間で最大級だ。

 この地震は、どのようにして起きたのか? 災害リスクマネジメントに精通する立命館大学環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏は、次のように話す。

「地震のメカニズムで言うと逆断層型です。台湾の近くには、西側(中国大陸側)のユーラシアプレートと、東側(太平洋側)のフィリピン海プレートの境界があります。そこに圧力がかかったことで、地表に近いところで、ずれが生じました」

 プレートとは岩盤のことで、プレート同士がぶつかり合って海底にできた溝が「トラフ」だ。

能登半島地震も逆断層型

 高橋氏は、「今年元日に起きた能登半島地震も、逆断層型だった」と言い、両方の地震が起きた遠因を、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震であると指摘する。

「3・11の地震が発生した際に、日本列島の東側にある太平洋プレートが西へ動きました。その圧力で、北米プレートやフィリピン海プレートが押されて、ユーラシアプレートとの境界付近で地震を発生させているんです。発生場所こそ異なりますが、原因とメカニズムは同じです」(前同)

日本列島の周辺はリスクをはらむ

 そして、現在の日本列島の周辺は地震が起きやすい状態だと指摘する。

「現在も、東北地方太平洋沖地震の余震は続いていますし、前述のように、その地震で生じたひずみが各地で地震を引き起こしているので、列島の北から南まで、巨大地震のリスクをはらんでいると言えます。

 北海道から青森、岩手、茨城から千葉の地震も、その一部なんです」(同)

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