実は間違っていた「臭い対策」

こうした日頃の対策を行う一方で、日中の移動などで汗をかいてしまったときなど"とっさの時"には、どうすればいいのだろうか。
「コンビニや薬局で売っている洗顔ペーパーを使うのが最も手軽で効果的な方法だと思います。特に男性用のミント系のものは、ひんやりとして気持ち良く、使用後に爽やかな香りが広がるのでお勧め。私もギャツビー・フェイシャル・ペーパーを愛用していますよ」

だが、ここで気をつけなければいけないのは、「やりすぎ」は逆に良くないということ。

皮脂にも肌を守る役割があり、あまり神経質に洗いすぎると、「皮膚の自浄作用」がなくなってしまううえに、皮脂が今まで以上に分泌されてしまうというのだ。綺麗にするつもりが、かえって「逆効果」にもなりかねない。

また、もうひとつ素人が陥りがちな間違いが、より強烈な匂いで、体臭を"ゴマかす"という方法。

強力な柔軟剤のようなものを使って服に香りをまとい、加齢臭を目立たせなくするというものだが、これはかえって逆効果だと池下院長は言う。
「こういうやり方は、キツい香水をつけている女性と同じで、その臭いがかえって相手を不快にさせてしまう可能性があります。これが結構もてはやされたこともありますが、最近は、こうした強い香りを放つ男性を敬遠する女性が多いようです」

最も避けなければならないのは、自分の匂いを気にするあまり、「過度の潔癖性」になってしまうこと。
「洗い過ぎは、かえって皮膚を痛めます。それに、常に自分の匂いを気にし過ぎるような男性は逆に女性に嫌われます。実は、好きになってしまえば、女性はどんな匂いでも我慢できるというか、好きになるんです」

周囲の人を不快にさせない程度に、身だしなみを整えるのは当然だが、気にし過ぎるあまり、病的な潔癖性になってはいけない。

それを踏まえたうえで、これからの季節の臭い対策を行っていただきたい!

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