今、不倫騒動の渦中にいつアイドルは苦し紛れの弁解で炎上中。 だが、諸先輩方の言い訳も十分苦しかった!

「そんなアホな理屈が通じるわけない!」現在、日本中から一斉に突っ込まれているのは、アイドルグループ・乃木坂46の松村沙友理(22)だ。
10月8日発売の週刊文春で、妻子ある大手出版社の元グラビア担当編集者と"不倫路チュー"現場を激写され、ラジオ番組でファンに号泣しながら釈明したのだが、その言い訳ぶりが、あまりにもお粗末過ぎたからだ。
「普段では絶対にありえないことなのですが、いろいろ悩んでいるときに街中で声をかけられて食事に行きました。(キスは)飲み慣れない酒に酔ってしまい、本当にすみません……」

二人はどう考えても仕事関係でつながっているのだが、恋愛禁止のグループに所属する彼女が、たまたまナンパされ、たまたまついて行ってしまい、たまたまキスをしてしまったというのだから、笑うしかない。
このあきれた言い訳に怒り心頭の週刊文春は翌週号でも続報を打ったが、
「多くの芸人たちもイジりまくっています。有吉弘行は"なかなかいいウソだ(笑)"と皮肉たっぷりに絶賛。結果的にですが、今回の件で松村と乃木坂46の注目度は、がぜん増しました」(芸能記者)

だが、振り返ると、この松村のように、窮地に追い込まれたときの"言い訳"一発で芸能史に名を刻んできた芸能人は数多いのだ。熱愛、不倫関連であまりにも有名なのは、石田純一(60)が自身の不倫問題の追及に逆ギレ気味に言った、「不倫は文化だ」だろう。
「これは当時、大バッシングを浴びましたが、実際は石田が、"文化や芸術といったものが不倫から生まれることもある"と言ったのを、一部マスコミが〈不倫は文化〉とタイトルを付けて報じたものなんです。だけど、このフレーズがなかったら、その後、恋愛マスター、モテ男キャラで再ブレイクしていたかどうかわかりませんよ」(前同)

"文化"で不倫発覚を切り抜けようとしたのは、森本レオ(71)も同じ。2002年に、20代の画家志望の女性との同棲が明るみに出て、同時に、夫人との約31年間の別居生活が発覚した際に、開き直って、「異文化交流みたいなもんでしょ? 男女の関係って」と言って大炎上している。

芸能レポーターの城下尊之氏は、不倫発覚時の"言い訳"のコツをこう明かす。
「不倫の言い訳でマズイのは、"だからどうした"の開き直りなんです。関係をある程度は認めたうえで面白く適当な言い訳ができる人は、ピンチをチャンスに変えることができるんです」
その例は、元宮崎県知事・東国原英夫(57)である。
「彼が40歳のときの不倫騒動では、"一緒の部屋で『ボルケーノ(火山)』の映画を見ていただけですよ。噴火したのは映画で、僕じゃない"ですから、つい笑ってしまい、追及するのがバカらしくなりました」(前同)

先日、再々々婚していたことを発表してから、わずか2週間でまた不倫疑惑が報じられた。今回は、「(女性は)僕にとって妹、娘のような存在」と、やや切れ味に欠けたが、大丈夫か?

そこへいくと、師匠・ビートたけし(67)の言い訳は強烈だ。
芸能レポーターで目黒区議会議員の須藤甚一郎氏が、こう振り返る。
「関係を持ったAV女優に、"たけしさんのアレは大きかったわ"なんて告白されたとき、"それならオイラじゃない。オイラのチ◯コは小さいもん!"と言ったのは、さすがだったよ」

チン回答なら、たけしの相方で、本誌で連載が始まったビートきよし(64)も、負けていない。
漫才ブームでブレイクする前に浅草でオカマと同棲していたことを暴露されると、こう言っている。
「気がついたらチ◯ボコがあったんだけど、面倒臭いから、一緒にいたのさ!」

女性でセンスが光ったのは杉田かおる(49)だ。06年に、出版社勤務の妻子ある50代男性とラブホ突入した際に、「記憶がない。ラブホテルはお城かと思って入った」と、大ボケをかましてくれた。

同じラブホでも、08年、当時、巨人の二岡智宏との"五反田ラブホ突入劇"が報じられた際に、「お酒を飲んだだけで、他には何もなかったと天に誓って申し上げます」という面白味のない釈明をした山本モナ(38)には、猛省を促がしたい。

  1. 1
  2. 2
  3. 3