ASKAと勝新の大きな違い

社会悪である薬物関連だと、言い訳で切り抜けるのはほぼ不可能と言える。

09年、覚醒剤取締法違反で逮捕された酒井法子(43)は、発覚後約1週間の逃亡を、こう言い訳している。
「逃げるという意識では本当になかったと思います。ただ、とても怖かったのでひどく混乱していて……」
どう考えても逃げまくっていたくせに。今年5月、覚醒剤使用の疑惑が報じられた段階では、「シャブじゃない。アンナカだ」と言いながら、結局シャブだったASKA(56)も、今振り返って見れば寂しい限り。

そこへいくと、やっぱり偉大だったのは勝新太郎(享年65)。
「90年にハワイでマリファナとコカインを下着に入れていたとして現行犯逮捕されたときの反省の弁が、"パンツが悪いんだ。もうパンツをはかないようにする"ですから、もう笑うしかありませんでした。あの名言(迷言!?)で、もう"何でもアリ"みたいな存在になって、結果的にタレント生命の危機を乗り切ってしまいましたよね」(前出・川内氏)
前出の須藤氏もこう語る。
「81年、勝プロダクションが倒産した翌年に、息子が大麻密売事件を起こしたときも、"俺たちを親子と言うけれど、息子はB型で、オレは手形だぁ!"と豪快に笑っていたからね」

言い訳で笑わせてこそ、多くの人に愛される芸能人。
これからも芸能人の皆さま、苦しくて面白い言い訳を、お願い申し上げます!

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