ともに言い訳下手の松方親子

不倫会見を号泣で乗り切った(?)のは、大鶴義丹(46)。
「"ま~ちゃん(元妻のマルシア)、ごめんね、ごめんね、ごめんね~"って、情けなかったけど、シラを切るよりは良かったでしょう」
と芸能レポーターの川内天子氏は話す。

もはや名言と呼ぶにふさわしい言葉で乗り切ったのは、糸井重里との不倫が発覚した樋口可南子(55)。
「妻子ある人を好きになったんじゃありません。その人にたまたま家族があっただけです」

反対に、失言会見で火だるまになったのは、松方弘樹(72)だ。
「98年、女優の山本万里子との不倫発覚がきっかけで仁科亜季子と離婚しましたが、そのときの会見で、"あぁ、男はねぇ、2人の女性を一度に愛せるんですよ"と言って、大顰蹙(だいひんしゅく)を買いました」(女性誌記者)

笑えるのは、この松方のDNAは、二男・仁科克基(32)にもしっかり受け継がれていることだ。
すでにバツイチの彼は、今年1月、交際中のタレント・矢吹春奈との破局が話題になったが、キャバ嬢を自宅に連れ込み、そこで矢吹と鉢合わせしたのが、その原因だったのだ。
「仁科は、"何もしていない"と無実を主張していましたが、その根拠は"飲み過ぎて(チ○コが)不能やったんです"と。さすが、サラブレッドですよ」(前同)

将来の"言い訳女王"になりそうなのは、ローラ(24)と大島優子(25)だろう。
ローラは、くりぃむしちゅー・有田哲平とのお泊まりが発覚したとき、
「数人でゲームをしていて、熱中しすぎで朝になっただけだよ。オッケー」と、いつもの調子でやり過ごし、一方の大島は今年1月に、お笑い芸人らとの合コンが報じられたときに、
「合コンにあんなスタイルで行きません(笑)。ジャージで行きません(笑)」
と茶目っ気たっぷりに話し、取材陣を笑わせて追及をかわしたのは見事だった。

そして、不倫では、この男に触れないわけにはいかない。
09年、大不倫スキャンダルに見舞われたタイガー・ウッズ(38)だ。
「不倫が間違っているのは気づいていたが、私に一般的なルールが適用されるとは思わなかった」
さすが、"世界のタイガー"!スケールが違う。

芸能人の不祥事会見や謝罪文でも、おかしな言い訳がよく飛び出す。記憶の新しいところだと江角マキコ(47)がそうだ。前所属事務所時代、担当マネージャーが、彼女と"ママ友バトル"をしていた長嶋一茂の妻への嫌がらせで、一茂邸の壁に"バカ息子"と落書きしたことに対し、「週刊誌で、この件を初めて知った次第」と説明したのだが、苦しい言い訳にしか聞こえず、バッシングが止まらない。
「江角は、03年、国民年金保険料納付キャンペーンのポスターに起用されながら、17年間の年金未納が明らかになった際も、"支払いはすべて税理士に任せており、自分では年金に加入していると思い込んでいた"と言い訳をしていましたからね」(前出・女性誌記者)
下手な言い訳は身を滅ぼすのだ。

かと言って、笑いを取りにいけばいいというわけではない。2000年に女性の下着を盗撮して書類送検された際、「"ミニにタコができる"というタイトルのギャグ映像を作ろうとしていた」と言った田代まさし(58)はこの代表例だ。
「このとき、事務所から"ギャグにしよう"と言われ、一世一代の賭けに出たと、田代本人が後に語っています」(前出・芸能記者)

狙いに行った田代とは反対に、本人は大真面目でも、世間は大爆笑となったのは、12年、悪質な所得隠しが発覚し、芸能活動を自粛、翌年に釈明会見を行った板東英二(74)だ。
「約20年近くは……植毛をずっとやってまいりました。カツラは経費と聞いていた。ならば植毛も、と思っていた」
と、植毛が経費か否かの税務署との見解の違いが、申告漏れの理由だと説明したからだ。
「申告漏れの総額は7年間で7500万円。どんな立派な植毛なんだよ!(笑)」(芸能記者)

11年にヤクザ組織幹部との親密交際の過去が発覚して、引退に追い込まれた島田紳助(58)も、板東くらいの図太さがあれば、とっくに復帰しているはずだが、笑いなしの会見で、
「(ヤクザ組織幹部との交際は)僕の中ではセーフでしたが、アウトだと知った」と自ら身を引いているだけに、今後も復帰はなさそうだ。

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