安倍降ろしは始まっている!

先の内閣改造直前には、「無電柱化民間プロジェクト」実行委員会を発足させ、「10年前、クールビズでネクタイを引っこ抜いたので、今度は電柱を引っこ抜かせていただく!」と、その政策能力を強くアピール。
「それは、安倍改造内閣に登用されようとの一大デモンストレーションでした。ただ、あまりの上昇志向の強さに、安倍首相をはじめ永田町の多くはゲンナリ。今回の人事でも、声はかかりませんでした」(前同)
それでも、いまだ"日本初の女性総理"を夢見る小池氏に「旬は過ぎた」(同)の声は、届かないようだ。

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「安倍降ろしの動きは、すでに始まっています。これは小渕、松島のダブル辞任だけではありません。今も50%と高い支持率がありますが、これは経済に支えられている。逆に言えば、経済がダメなら支持を失うということなんです」
日本の現状は、世界同時株安に円安、そしてアベノミクスの行き詰まり。さらには、消費税10%も控えている。安倍政権にはマイナス要因ばかりなのだ。
「年を越せるのかという企業は多い。来年3月は決算期。経済状況の悪化は政権失速の入り口です。さらに、北朝鮮の拉致問題の解決もうまくいっていない。支持率急落による首相交代は、現実味がありますよ」(前同)
女性大臣辞任で噴出した安倍政権の矛盾と凋落の予兆。一方、これを機に天下獲りに蠢動(しゅんどう)し始めた永田町の懲りない面々たち。
それにしても、自分のポストではなく、庶民の生活に目を向ける政治家は、いないんでしょうかね……。

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