45歳未満の働き盛りも要注意

長嶋監督を襲った脳梗塞も、ストレスが引き金だった可能性が高い。

04年3月4日早朝、自宅で昏睡状態に陥った長嶋監督。5か月後のアテネ五輪本番を控え、過度のストレス下にあった。
「長嶋JAPANは初めてプロ選手のみで編成され、金メダルが至上命題でした。ところが、五輪予選前に行われた壮行試合でプロ野球選抜に1-3と完敗し、メディアから大バッシングを受けた。長嶋監督はその矢面に立たされましたが、幸いアジア予選決勝リーグは3連勝で乗り切りました」(前出・スポーツ紙記者)

予選突破で一転、ホッとしたのだろう、長嶋監督は帰京後、体調を崩して2日間、東京女子医大青山病院で点滴を受けている。

「実は、長嶋さん自身が"あれが脳梗塞の危険信号だった"と、のちに語っているんです」(前同)

また、近年、脳卒中の若年化が進んでおり、45歳未満の働き盛り世代も注意が必要だ。
一昨年には、当時34歳でテレビ東京の人気アナウンサー・大橋未歩さんが軽度ながら脳梗塞となり、一時的に休養していた。
「一般的には高血圧、肥満、喫煙が3大リスク。それに現代社会は、とにかくストレスフル。ビジネスマンは適度に息抜きすべきです。倒れてしまったら、会社は面倒を見てくれませんから」(前出・下村氏)

強いストレスを感じたら、要注意。まずは、お茶でも飲んで息抜きしてほしい。

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