宗男 いや。一部やる気をなくなさせていることも事実ですよ。なんぼ頑張っても残らないという。でもね、子供たちにお金や財産を遺してはダメですよ。

vol.31-5

美和 どうしてですか?

宗男 自分達で汗水垂らして稼げ!ということです。親は働く姿を子供に残すことです。

美和 子供たちは自分たちで!と。

宗男 自分で努力しないと。私が親父に言われたのが「“一人前”というのは、自分の家を持って一人前だ」と。まずは、女房を貰う。“家庭を持つ”“家を持つ”。

美和 それで頑張ってこれた。

宗男 頑張れた。

美和 今、あまり頑張ろうという若者もいなくなってしまったような感じです。

宗男 「頑張る」というのは、何も肩に力入れる必要はない。生きていくための一つの所作なんですよ。原点を忘れてはいけない。親のお金などアテにせず「汗かいて働け!」と日本を背負っていく若い人たちに強く言いたいですね!

vol.31-6

宗男・美和 ズバッと一刀両断「ムネオ先生に訊け!」

キメ

鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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