医者からの電話は"営業"かも

(9)趣味はゴルフ、車は高級外車
前出の富家氏によれば、患者と真摯に向き合わない医者が強く興味を示すのは「政治、投資、趣味」なのだという。
「趣味の典型は、ゴルフと高級外車です。いつもゴルフ焼けしていて、高い外車に乗っているような医者は要注意です。また、土・日を返上して診察している医者は熱心に見えるかもしれませんが、政治への興味が強いタイプかもしれません。特に地方では市長選や県議選などへ立候補するため、人望を高める、名前を売ることが、その動機になっている場合があるからです」(富家氏)

個人医院ならば、駐車場をチェック。受診の際には、それとなく医者に趣味を尋ねてみる手もある。

(10)医者が電話をかけてくる
ある日、先生から直接、こんな電話がかかってきたとしよう。
「具合はどうですか!?」

なんて親切で優しい先生だろうと思わず感激してしまうだろうが、むしろ疑ってみたほうがいい。
「実際、そういう医者は人気があります。ですが、電話=営業と思って、まず間違いない。それで患者が来ると、あれこれ理由をつけて検査し、薬を出し、ちょっとしたことで入院させてしまうんです」(富家氏)

もちろん、ここに挙げた10か条のうち、どれかが当てはまるからといって必ずしもヤブ医者とは限らない。だが、誤診や医療事故が頻発する時代。自己防衛のためにも、心の片隅に、医者を疑う気持ちを持っておいて損はないだろう。

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