投手が制球を乱している時に「オイ、ピッチャー、何やってんだよ!」と思うか、「頑張れ、頑張れ!」と思うか――これが大きい。

前者の場合は得てして、自分のところに難しい打球が飛んでくる。これは、僕もプロ時代に体験していています。2軍の時、僕のところに捕れそうで捕れない打球が飛んできた。案の定、捕り損ねてコーチから「パンチ、しっかりしろ!」という檄が飛んだ。

後者の場合、難しい打球に身体が上手く反応。ファインプレーをして投手を盛り上げる。しかも、これで投手が生き返り、このワンプレーがチームの勝利に貢献。ヒーローになったりするんです。ホント、面白いですよ。

あとは道具。イチローはよく「道具を大切にしよう」といいます。その通りで、グローブやバットを丁寧かつ大切にしている選手は、グローブとバットが「ここ一番」で応えてくれる。これも事実です。

次回はもう少し、高校野球に踏み込んでいきたいと思います。

やっぱり「野球が一番!」。


パンチ佐藤(ぱんち・さとう)プロフィール

1964年12月3日生まれ
亜細亜大学から熊谷組を経て、オリックスにドラフト1位で入団。プロ野球時代、トレードマークのパンチパーマと独特な発言で人気者に。引退後はタレントとしても活躍し、2015年シーズンからBCリーグ『武蔵ヒートベアーズ』の宣伝本部長に就任した。

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