"反安倍"中韓の不気味な動き

さらに、"秋は今"とばかりに決起を開始した勢力もいる。その筆頭が、安倍政権の原発再稼働に正面切ってノーを突きつけている小泉純一郎元首相だ。
「6月15日には、盟友・細川護熙元首相と連れ立って新潟県の大規模太陽光発電所を視察。その後、同じく反原発の姿勢を貫く泉田裕彦県知事と会談し、"福島事故の原因もまだわからない。安全対策も十分でない。再稼働の方針はおかしい"と咆哮しています」(経済産業省担当記者)

また、安倍政権が強引に組織解体の大ナタを振るったJA全中(全国農業協同組合中央会)も、復讐に燃えている。
「この8月には新会長を迎え人心を一新。新たな態勢が整い次第、大詰めを迎えたTPP交渉に反対を表明し、"復讐戦"に打って出るようです」(前出のデスク)

そして不気味なのが、安倍政権の天敵とも言える中韓両国の動きだ。
「なぜか、ここにきて反日の動きをピタッと止めている。中国と軍事的緊張が高まるようなことがあれば、"安保法案はやはり必要"に世論が傾き、安倍政権に塩を送ることになるからです」(外務省関係者)

安倍首相が敬愛してやまない祖父・岸信介元首相は、60年6月の安保騒動を経て1か月後に総辞職した。永田町の一寸先は闇――。
木々の葉が色づく秋に高笑いしているのは安倍首相か、それとも反対陣営か!?

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