百貨店から警察まで……知らなきゃよかった!? 業界「裏用語」辞典の画像
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古来より、他人に聞かれてはいけない言葉を伏せるために使われてきた「隠語」。
実は現代社会でも、それは多用されているのだ。
その一部を今回紹介するが、それでアナタが傷ついても本誌は保障しないので、覚悟してご一読いただきたい。


百貨店・スーパー編

■ウロコ(うろこ)
B級品や不良品のこと。あらかじめ、B級品として値段を下げて売ってくれていればいいが、なかには、知らないフリをして通常商品に混ぜて売ってしまうこともある。

■下代(げだい)
仕入れ値。店員同士の会話でこの言葉が聞こえたら、仕入れ値を知ることができるかもしれない。ちなみに「上代」は希望小売価格。

■在庫処理(ざいこしょり)
一部の店舗では、万引き犯のことを「在庫」と呼ぶ。「在庫処理に行ってきます」と聞こえたら、その店員が万引き犯の対応に行くときかもしれない。

■BGM(びーじーえむ)
店内ではさまざまなBGMが流れているが、なかには意味を持つものも多い。店外での降雨を知らせる『雨に唄えば』『雨に濡れても』は有名。ほかにも、両替や掃除のタイミングを伝えるもの、爆破予告を知らせるものまである。

■横浜(よこはま)
トイレ。横浜市の市外局番が「045」だからというが、「横浜行ってきます」は違和感しかない。他にもトイレを指す言葉には「5番」「電話」「レコーディング("音入れ"が転じて"おトイレ")」などがある。

飲食店編

■兄貴(あにき)
古い食材。新しい食材(「弟」)より長く店にあることから。厨房から「今日は兄貴ばっかりだな」と聞こえた場合は、素材重視のメニューは避けたほうがいいかもしれない。

■事務所に入ります(じむしょにはいります)
休憩に入ること。飲食店においては事務所で休憩することが一般的であることから。

■中バシ(ちゅうばし)
中間バッシングの略で、食事中の客の空いた皿を下げること。「バッシング」はテーブルを綺麗にすること。店員がやたらと皿を下げたがったり、料理を勝手にまとめたがるときは、この指示が出ている。

■沈没(ちんぼつ)
忙しくて、店が回っていないこと。料理やドリンクが出てこない、なかなかオーダーを取りにきてくれないなど、客にとっては避けたいタイミング。

■虹(にじ)
ゴキブリ。飲食店では絶対に口には出せないタブーな言葉であるため、隠語が必要となる。店によって、「花子」「宝石」などと変わる。

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