現行機で言うところの『ジャグラー』『ハナハナ』『ハナビ』、そして先日登場した『サンダーVリボルト』などですね。これらは、出玉の波をボーナスのみで構築していくため、台の良し悪しが比較的わかりやすい。これらの台が優遇されがちなポイントとしては、

●ボーナス確率
●通常時のコイン持ち(ベルなどのメイン小役の出現率)

大概ここらへんになります。単純にボーナス自体が当たりやすい。それに付随して、高設定ほどコイン持ちが良い台が多い。つまり千円で借りられるコインで、回せるゲーム数が多いということです。この2枚仕立てで高設定の優位性を確立する機種が非常に多いため、高設定域は比較的「素直に出やすい」わけです。

次に「AT・ ART搭載タイプ」。
現行機で言わなくても、上のタイプ以外はほぼ全てそう。『ハーデス』も『バジリスク』も、新台の『パチスロ北斗の拳 強敵』もそうです。

これらのタイプは、レア小役(チェリーとかスイカとかチャンスリプレイとか)を引くことによって当たりを獲得したり、レア小役と当たりの間に“チャンスゾーン”と呼ばれる場所を挟んだり、もしくはゲーム数を回すことで当たりに到達したりと、その方式は多種多用。なので高設定が優遇されているポイントも、

●レア小役自体の出現率が高い
●レア小役で当たりに結びつく確率が高い
●チャンスゾーンに入りやすい
●大当たりするゲーム数が低く設定されやすい

など様々なパターンが考えられるわけですが、実はこれらのどのパターンも反映される場所はたいがい、1つ。

●初当たりの回数が増えやすい

ここに集約されるパターンがほとんどなわけです。ATやARTは一度得た当たりをグーンと伸ばし、大きな出玉を獲得することも少なくない。むしろそれこそが魅力なわけですが、そのスタート地点に立つ回数が高設定ほど優遇されていることが多いのです。

そして、そのスタート地点以降(ATやARTに当選した後)は設定不問、つまりひとたびART(AT)に突入してしまえば、設定の高低では出玉性能に差がつかない……という機種が非常に多い。なので、単純にスランプグラフが右上がりの台がチャンスと呼べるかと言うと、上のノーマルタイプほど従順ではないわけです。

右上に直線を引いたようなスランプグラフよりもむしろ、上昇開始ポイントが多い、ギザギザ細かく刻むようなスランプグラフのほうがチャンスの可能性が高いということです。

新台というのは機種情報が不足していますから、打ち手みんなが暗中模索。出した出玉をノマれやしないか、不安の中で戦うわけです。高設定が空く可能性も高いですし、逆に自分がヤメてしまうリスクも高い。

ヤメるか続けるか、座るかスルーするか、迷った時にでもこの傾向を思い出して、頭上のデータカウンタをポチポチやってみましょう。ボーナス履歴やスランプグラフに、きっとヒントが隠されているハズです。

逃した魚は大きい、なんてことにならぬよう、そのヒントが手助けしてくれるかもしれません。ま、逃しちゃった場合は帰って秋刀魚でも焼いて食べましょう。秋はこっちの魚も美味しいですから。


バッチとナオミちゃんが急接近……!? の第218回
パチンコ・パチスロ実戦バラエティー『山口レバーオン!!』


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