保有するクレカには厳しくランク付け!

いよいよ"無料海外旅行"への道筋が見えてきたが、実は、闇雲にポイントを集めればいいわけではない。『兵法』にもあるとおり、避けるべきは"兵の分散"で、同様にポイントも"集中"させたほうがいいのだ。
そのために必要となるのが、ポイントとカードのそれぞれの"ランク付け"。
つまり、どのポイント・特典を優先して獲得すべきか、そのために、どのカードを"スタメン"や"控え筆頭"にするかということ。

これまで、クレカで支払う際に、特に意識せずにカードを選んだことはないだろうか。1か月のカード利用額を10万円と仮定して、それをANAカードで支払っていれば、本来なら1年経たずにソウルの無料航空券を得られるはず。ところが、2種類以上のカードを無作為に使っていては、それが得られることはない。

そこで、無料海外旅行を目的とするのならば、当然、ポイントを「マイル」に換えられることを第一とし、支払いをそのためのカードですべきなのだ。その際、公共料金の支払いをそのカードに集中することをお忘れなく。

また、多くの航空会社のクレカは、1枚しか保持できないことが多く、それはJCBやVISAなどのブランドも1つだけを選択することになる。一方で、すべての店ですべてのクレカブランドを使えるわけではない。そこで、用意すべきが控え筆頭のカード。これをどんなカードにするかは、いくつかの考え方がある。

「海外旅行に行く」という目的以外の別な目的に適したカードにするパターンや、海外旅行先のホテルやレンタカーなどで有利になるカードを持つ場合などだ。よく考えて、結論を出していただきたい。
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