●減塩をしても血圧が下がらない……!?
 血圧が高いので塩分を極力抑えている――こんな人も少なくないだろうが、実は、塩分を抑えることで血圧が下がる『食塩感受性高血圧』の人は全体の30~40%で、残り60%は塩分を控えても血圧が下がらない『食塩非感受性高血圧』なのである。極端な減塩が、気力の低下や疲労感の増大などを起こすこともあるので、塩分を控えても血圧が下がらない人は、医師の指導のもとに食塩感受性高血圧かどうかを判定してもらい、それ以外の対応法を考える必要がある。

●毎日風呂に入ると、逆に体に悪い!?
 最近は「朝と夜の2回入浴」の男性も増えている。あまり入浴をしすぎたり、体を洗い過ぎたりすると、逆に健康を損なうのをご存じだろうか。さすがに命に関わることはあまりないが、「皮膚の表面には表皮ブドウ球菌など約10種類の常在菌が存在して、皮膚を健康的な弱酸性に保つ働きをしています。ところが、毎日風呂に入り、あまり洗いすぎると、こうした常在菌が洗い流され、逆に肌の健康には良くありません」(医科大学教授)

 ちなみに、洗い流された皮膚常在菌が元に戻るまでは12時間かかる。1日2回風呂に入ると、皮膚を健康に保つ常在菌がいない状態になる。「あのタモリや福山雅治も風呂の入りすぎや洗いすぎで皮膚が荒れることを防ぐために、湯船に10分以上浸かるだけの入浴法を実践しているそうです」(芸能ジャーナリスト) 水清くして魚棲(す)まず。肌がキレイすぎると、皮膚常在菌もいなくなるのだ。

 過ぎたるは及ばざるがごとし。どんなに体にいい健康法でも、やり過ぎに注意して、健やかな人生をお送りください!

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