馬券黒字化大作戦のポイントの三つ目として、大石川氏は馬券マネジメントの大切さを主張する。それは馬券に投入する金額の大小のことだという。いったい、どうすれば、お小遣いにプラスできる馬券黒字化が達成できるのだろうか。「競馬好きのサラリーマンでも、月々、馬券に使える額の上限があるはずです。もちろん、私にもあります。そして、ほとんどの競馬ファンは、楽しみながら馬券収支を黒字にして、お小遣いを増やしたいと思っているはずでしょう。ですが、競馬を楽しんで収支がイーブンであれば勝ったも同然、と思うことこそが大事なんです。黒字を目指すにあたって一番重要なのは、欲をかかないことなんです」

 大石川氏は、10万円単位や100万円単位の馬券を獲りたいと思って無理に買い目を増やしたり、1点当たりの投入金額を大幅に増やしたりすることこそが、最大のリスクと認識すべきだと力説する。「実際、血眼になって高額の勝負をする人より、一日終わってトントンならば勝ったも同然と思っている人のほうが、結果的には儲かっていたりするものなんですよ」 心はホットに、頭はクールに。いざ、勝負!

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