●手堅く儲ける! 10万円~50万円

 すでにまとまったお金があるという場合は、“REIT(不動産投資信託)”に挑戦するのもオススメだ。REITとは、多数の投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなど、複数の不動産を購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品。「現在のREITの平均配当利回りは3.3%ほどですが、20年に開催される東京オリンピックまで、値上がりが期待されています。私の予想では、18~19年のどこかのタイミングで価格はピークに達するはず。ピークだと思ったら、一気に売り抜けてください」(同)

 REITで選べる銘柄はさまざまなタイプの不動産に投資する総合型や商業施設型、マンション型など多種多様だ。いったい、どれを選べば儲かるのか。「今、オススメなのはオフィス系です。賃料が上がっているだけじゃなく、空室率も下がっていますから。不景気に強い賃貸マンション系もいいですね。あとは、もし今後も訪日外国人が増えると思うのなら、ホテル系にも投資をしておくといいでしょう」(同)

 株とREITで着実に資産を増やしていったら、次は“分散投資”にも挑戦してほしい。「分散投資を活用すれば、さらに投資のリスクを減らせます。株だったら、“輸出企業と輸入企業”の株を組み合わせることで、片方が値下がりしても、もう片方が値上がりしている状況を作れます」(同)

 ただし、一点だけ注意すべきことがあるという。「一度にたくさんの種類の投資商品に手を出してはいけません。たとえば、一度に株と投資信託とFXに挑戦してみてもうまくいくはずがありません。手広く試してみるのは悪いことではありませんが、ゆっくり時間をかけて投資対象は増やしていくべき」(同)

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