真面目に生きてるだけなのに、女だけでなく男からも陰で“ウザい”と言われてるかも。どうすればいい!?
若手社員には煙たがられ、OLたちはそそくさと逃げていく。家に帰れば妻と娘から「ウザい」のひと言。そんな悲しい現実に直面しているのは、本誌オヤジ記者だけではなかろう。好かれなくてもいい。だが、せめて嫌われたくない――。とはいえ、どうすればいいのだろうか?
「世の中高年男性は、“男は中身”という気持ちがあるのか、見た目に無頓着すぎるんですね。これが若い世代に敬遠される理由の一つではないでしょうか」 こう語るのは、『やまなメンタルケアオフィス』で心理カウンセリングを行う、臨床心理士の山名裕子氏。見た目といえど、芸能人のように格好よくオシャレでいろというわけではない。清潔感がある外見を心掛ける。これだけで好感度がグンとアップするという。中高年になると、肉がだぶついて髪も抜け、加齢臭なども漂うようになる。つまり、小汚くなるのだが、これを抑える努力が必要だ。「特に女性の場合、男性の清潔感は大きなポイントで、清潔そうな人には安心感を持ちます。お風呂に毎日入り、こまめに歯磨きをして加齢臭や口臭を消す。爪をマメに切り、襟首が黄ばんだワイシャツは着ない。これらを心掛けるだけでも清潔な印象になります」(前同)
“臭いは自分じゃコントロールできないよ”という声も聞こえてきそうだが、「汗臭さや加齢臭を抑えるボディシートなど様々な便利グッズがドラッグストアで売られています。臭いを抑える努力を諦めてしまうことこそ危険です」(同) 加えて、年を取ると鼻毛や耳毛、眉毛など余計な毛がピロ~ンと長く伸びたりする。こんなジジ毛をきちんと処理することも清潔感を保つうえでは大切だ。中高年読者の中にはショルダーバッグ派が多いだろうが、これもジジ臭く見える原因のようだ。「ショルダーバッグのせいで上着がずり下がっている人とか、スーツなのにリュックをしょっている人。こういう人は年齢にかかわらず、恋愛対象外です」(M美さん・看護師・27)
なるべくなら手さげバッグにするのがいいだろう。また、服装に関しては、「青系のシャツを選ぶ方が多いですが、青は心理的に相手に冷たい印象を与えます。これと逆なのが薄いピンク色。中高年男性は薄ピンク系のシャツを着ると近寄りがたい雰囲気が薄らぎます。交渉に適した色とされているので、仕事にも有効」(前出の山名氏)
続いて、職場で後輩や女性社員に嫌われないためには、どうすればいいのか。「年配の上司でたまにいますけど、指を舐めて書類をめくるのは汚いから、やめてほしい。確認後、唾のついた書類を戻されるとゲンナリ」(K子さん・商社勤務・35)