●株式配当&株主優待

 配当利回りが良い銘柄をスクリーニング(銘柄条件指定)で探してみよう。たとえば、パチンコ・パチスロメーカーの大手、平和は3.78%(会社予想の配当金を7月15日時点の株価で割った場合=以下同)、メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループは3.47%、たばこのJTは3%と銀行預金の金利をはるかに上回る。

 ただし、業績悪化などにより株価が大幅に下がれば当然、配当利回りも連動して下がるので注意が必要だ。横山氏は次のように話す。

「株価が下がった現状では、優待狙いや高配当狙いで(人気のある優待があったり、配当利回りが良い企業は)買いが強くなる傾向があります」

 株主優待銘柄をインターネット上で検索するだけでもさまざまな情報を得ることができる。その際に次のことに気をつけたい。「年2回に配当を実施している企業で、業績が順調に推移している株を探してもらいたいですね」(前同) 

 横山さんの講演会等では、どういった銘柄が人気か?

「牛丼でおなじみの吉野家は100株以上保有することで、店舗で使える300円分の優待券が10枚もらえます。アパート、マンション賃貸のレオパレス21は配当利回りも2.91%と悪くないうえ、100株以上でレオパレス・リゾートホテルの無料宿泊券などがもらえるので人気がありますね。ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店も狙い目じゃないでしょうか。100株以上で、優待割引券がもらえますから。株主優待は自分で使える優待、もしくは金券ショップに売却できる優待がオススメです」

 自分がよく使う店なら使い方もある。これを参考に、“ズボラでお得”を目指そう。

※本記事の情報は取材日:2016年7月12日時点の情報で作成。正確性、完全性、有用性について保障するものではありません。あくまで目的は情報提供であり、投資対象の選択等の最終決定は自己責任で、ご自身の判断でお願い致します。

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