有名な専業デイトレーダー・むらやんさんは次のように話す。「私の場合、株価の値上がりと値下がりランキングをチェックします。生まれて初めての株式投資も、その手法でした。その日、値下がり率が東証1部で1位の『イトーヨーカ堂(現在はセブン&アイ・ホールディングス)』を買いました。

 その理由は“こんな有名な企業が10%も下げるとは大変なこと! 多分上がる……”というもの。材料や地合い、日経平均などはまったく気にしていなかったので、今思えば恐ろしい話ですが(笑)」 情報を集める基本的なツールとして、むらやんさんもツイッターを勧める。

「プレスリリースをきっかけに、ある株価が急激な変動をした場合、当初はいったい、なぜなのか分からないことがありますが、発表後、すぐにツイッターに掲載されることもあります」ツイッターのつぶやきが集中するような全員集合銘柄が出てくるのを待ってから、投資するのが効果的かもしれない。

 最後に株式投資に向いている人、向いていない人について3人にうかがった。むらやんさんは、「負けを認める性格が望ましい。完璧主義者だと損切りもできない」

 ウルフ村田さんは、「トレーダーにはパチプロ経験者が多いようです。一般人は“上がるといいな”という期待だけで投資してしまうんですが、パチプロは“期待値で投資する”ことが身についていることが大きい。相場に惑わされず、冷静に分析ができるかどうかが重要です」 反対に、株式投資に向いていない人とは、「勝てないのに、勝てない投資法にいつまでも固執する人ですね」(前同)

 www9945さんは、「向いていない人は私の言うことを丸ごと信じてしまう人。頭を使いたくない、銘柄だけを知りたいと思う人は厳しいですね」と語る。

 自分にあった株式投資方法を見つけることが重要だ。

※本記事の情報は取材日(ウルフ村田さん:8月5日、www9945さん:8月8日、むらやんさん:8月4日)時点の情報で作成。正確性、完全性、有用性について保障するものではありません。あくまで目的は情報提供であり、投資対象の選択等の最終決定は自己責任で、ご自身の判断でお願い致します。

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2
  3. 3