というのも、私がこのところ足を運んだ新装開店が、まんざら「回収」一辺倒でもないんですよね。もちろん、新装初日から回収営業モードの新台は、悲しいけれど相変わらず多くあります。しかしその一方で、新装当初から勝ちやすい調整にしている機種を、見かける機会も増えました。

 具体的な機種でいえば、『沖海4』や『ルパン三世』なんかは、新装当初から大事に使おうとしているホールがチラホラ見受けられましたね。パチプロが狙うほどのお宝台はまれにしても、お小遣い程度の勝ちが期待できる台なら、わりと簡単に見つかった印象です。

 これはおそらく、「MAX規制」の影響じゃないかと思います。これまでにも何度かお話ししている通り、大当たり確率が約400分の1のMAX機種は、年内にすべて撤去されてしまいます。『牙狼 魔戒ノ花』や『北斗の拳6』といった、多くのホールが主軸にしている人気機種ももちろん例外ではありません。ホールは人気のMAX機種が抜けた穴をなるべく早く埋め、新たにメインとなる機種を育てる必要があるのです。そこで白羽の矢が立ったのが、『沖海4』や『ルパン三世』なのかと。これらの機種を導入当初から勝ちやすくすることで、しっかりと客をつけて人気を出したいという思惑があるはずなのです。

 年末商戦に向け、12月も目玉機種の新装開店が控えています。過度の期待は禁物、あくまで優良店の大量導入に限った話ではありますが、今年、これからの新装はちょっと期待してみても良いのではないでしょうか。年末年始に向け、みなさんの懐が少しでも暖かくなりますように。私も頑張るぞ!

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2
  3. 3