しかし、ただ訪日外国人を家に泊めるだけでは、訴求力に欠けてしまう。そうならないためにも“宿泊以外の付加価値”を足すのがポイントだという。「たとえば、同居人である妻や母親がお茶や着物の着付ができるとしたら、宿泊客にそれを体験させたり、作法を教えたりできますよね。そうしたサービスを有料オプションとして用意できれば、Airbnbの単価を上げられます」(前同)

 さらに、Airbnbのために引っ越しを考えてもいい。「儲けを増やすために、3LDK以上の大きな部屋に引っ越して誰かとルームシェアするのも得策でしょう。特にオススメの土地は、東京の谷根千(谷中・根津・千駄木エリア)です。下町情緒に溢れた街かつ、お店も豊富なので、これから外国人の観光客で盛況になることが予測できます」(同)

●STEP(2)貯金は500万円以上「銀行融資でデッカク投資」

 さて、なんとか500万円を貯めても、それを“億”にするのは至難の業のように思えるが……。「長期で継続してお金が入る仕組みを持つこと、すなわち“金の卵を産むニワトリ”を複数持つことが、お金持ちへの方程式です」と断言する菅井氏が薦めるのが“本業+アパート経営”で収入を殖やすこと。給料に加え、月々の家賃を得られれば、億万長者に向けて一歩前進できる。

 とはいえ、株やFXなどでも“給料+α”の収入になりえそうだが……。「利益が出ても、たかだか数万〜数十万円。元手が半分になる可能性もあります。株やFXに関しては、常に値動きをチェックできる暇がある人ほど有利なので、結局は現役世代には不利。億万長者を目指すなら、早めに現金に換え、不動産で稼ぐ方向に軌道修正したほうがいいでしょう」(同)

 その際、新築区分マンションに食いつくのは要注意。「新築マンションの、銀行の評価額は購入価格の3分の1。ローンを組んでも債務超過となる可能性のほうが高いんです」(同)

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