番組1本あたりのギャラは100万円とビッグ3の3分の1だが、レギュラー8本を抱えるマツコ・デラックスはランキング2位(推定10億円)。「ギャラ単価は低いのに、人気がある。マツコは局側にとっては、コスパが抜群にいいんですよ。8本ものレギュラーを抱えているのもうなずける」(芸能記者)

 他に比べ、マツコの収入で大きいのはCMの契約料。「マツコは毒舌ですが、的を射た発言と意外に優しい人柄であることが評価されています。CM出演料も、タレントとしては異例の推定5000万円まで上がっているようです」(前同)

 売れっ子の有吉弘行(3位=推定8億4000万円)はレギュラー12本。もっと稼いでいてもよさそうだが、「彼の冠番組は深夜の時間帯のものも多く、ギャラも抑え気味。その分、本数で稼いでいる。それでも以前のギャラは1本80万円(現120万円)でしたから。ずいぶん上がりました」(芸能事務所関係者)

 爆笑問題の太田光(4位=推定7億8000万円)もギャラ的には有吉と同クラス。「太田クラスなら、1本150万円でもおかしくはありませんが、ギャラを上げることで仕事の数が減ることを嫌っている」(前同)

 一方のベテラン芸人の内村光良(6位=推定7億3500万円)、松本人志(4位=推定7億8000万円)はギャラ単価200万円と、ビッグ3に次いで高額だ。「松本はビッグ3を除けば、芸人界での実績はトップ。さらに、番組への企画出しなども行っており、ギャラの他に制作協力費などの名目で、けっこうな額が入っています。内村は、過去に『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日テレ系)を超人気番組に育てあげた実績があるため、日テレの番組に出演する際は、1本200万円と高額なんです」

 MC力が高く評価される中居正広(7位=推定7億2500万円)もトップクラスのギャラだが、レギュラー本数が年収の差に繋がった。坂上忍は『バイキング』のMCを担当して、10位に(推定5億7000万円)。「坂上本人はバイキングのギャラを聞かれ、“時給1050円”と自嘲していましたが、確かにバイキングのギャラは1本35万円と格安らしいです。これは局側が年間契約、つまり1年間は絶対に降ろさないことを条件に減額交渉した結果のようです」(テレビ誌記者)

 1本35万円といえど、帯番組なので週5回放送があり、1週間でのギャラは175万円となる。「ゴールデンのMCでは、1本120万円といわれていますからね。5億は軽く稼いでいますよ」(前同)

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