新垣までは行かなくとも、ここ数年、伸びに伸びているのが波瑠(CM推定約5000万円、テレビ推定約150万円)だ。「清潔さとマジメさと演技力で露出を増やしてきた彼女ですが、さらに、NHK朝ドラ『あさが来た』のヒロインを務めたことが大きい。朝ドラと大河ドラマの主演は、それ自体はギャラは安いんですが、その後の仕事のギャラが一気に跳ね上がるんです。すでに大手10社とCM契約中ですが、今後はさらに値段が上昇するでしょう」(キー局社員)

 そんな彼女と同じ立ち位置にいるのが、杏(CM推定約5800万円、テレビ推定約200万円)。彼女も、清潔さと演技力は盤石のものがあり、朝ドラ『ごちそうさん』に出演。一方で、意外と低いギャラ設定なのが吉高由里子(CM推定約4000万円、テレビ推定約200万円)。その話題性や男女問わぬ人気ぶりは説明するまでもないのだが、「杏や波瑠は、そのマジメさが安心感につながるとして、企業からの需要が高めになるんです」(前同)

 一方、女性タレントにまで対象を広げると、驚愕のギャラを叩き出す人物がいる。安室奈美恵だ。1992年に芸能界入りし、歌姫の名をほしいままにした彼女は、「低迷時期もあったものの、現在も圧倒的なカリスマ性を誇ります。ライブのチケットは関係者でも入手しにくく、楽曲提供料などを含めたCM契約料は“億超え”。しかも、それに見合う反響があるといわれます」(前出のスポーツ紙記者)

 安室に及ばぬとは言え、滝川クリステルも露出すれば反響の大きい一人(CM推定約1億円、テレビ推定約200万円)。東京五輪の招致に大きく寄与したことが、イメージとして強いのが理由なのだが、「その後、ギャラの高騰が続き、彼女サイドもなかなか値下げに応じなかったことから、徐々に仕事がなくなってしまったようです」(前同)

 また、朝の情報番組『スッキリ!!』で加藤浩次の相方を務める近藤春菜(CM推定約2000万円、テレビ推定約25万円~)は、昨年、テレビ番組出演数で女性陣最多という多忙っぷりだが、ギャラは意外にもかなりリーズナブル。「帯番組は通常の番組よりギャラが安く設定されるので、スッキリも1本当たり25万円前後とのことです。他の番組はそれより高いとはいえ、乱暴に言えばタカが知れています。でも、昨年457本の番組に出演していますから、薄利多売の代表格と言えますよ」(番組制作会社社員)

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