「こういう情勢だからこそ、知事は、橋下氏が“場外”からアレコレ発言することに、ピリピリしているようです」(前同)

 しかも、豊洲移転か築地存置かの選択は、都議選の結果に直結する。どちらを選んでもイバラの道だ。そんな中、「小池知事が、移転の可否を住民投票に求めるという憶測が流れています。しかし、都民の意見が移転に“賛成”“反対”で分かれる現状では、判断を都民へ丸投げするというマイナスイメージを抱かれかねません。住民投票の実施は、小池知事にとってギャンブルです」(前出の都庁担当記者)

 まさに、今が正念場だが、ここで終わる小池氏ではない。選挙戦に明るいジャーナリストの宇田川敬介氏が、こう続ける。

「小池知事は、自身の政治塾『希望の塾』の塾生に、政策などの論文を書かせまくっています。その案の中から、優れたものを採用しようという考えです。これは、かつて小沢一郎氏(現・自由党代表)が、自身の政治塾で塾生から妙案を吸い上げていた手法と同じです。あのときは、この手法で“事業仕分け(行政刷新会議)”の案が出てきました。今回も、なんらかの“ウルトラC”が誕生しても、おかしくありません」

 奇々怪々の“場外バトル”が勃発する中、小池知事の次の一手は……!?

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