たまらずLINEで、さんまに相談したところ、返って来たのは、「さんまさんの顔のスタンプ“爆笑”“爆笑”“爆笑”だったそうです(笑)」 三谷にしたらバカにされた気分にもなったが、逆に救いになったのだとか。

 似たようなエピソードを持っているのは、お笑い芸人の陣内智則。「かつて藤原紀香との離婚が決まり、落ち込みながら、さんまに報告のメールをしたところ、さんまからの返信は、〈そんなことより、俺、おもろい?〉の一文だったそうです」(放送作家)

 さんまは、「追い詰められたときには、追い詰められたときなりのギャグいうものがあるんですわ。人間、どんなに沈んでいても笑うんです。葬式の日でも、絶対、笑えるんですわ。すごいことですよ。でもホント」と話したことがある。彼らに伝えたかったのは、まさにこの精神だったのかも!?

 BIG3最年長のタモリも、ここへきてクールな格好よさが、ますます際立ってきている。記憶に新しいのは、昨年末、『SMAP×SMAP』(フジ系)の人気コーナー「ビストロスマップ」に最終回のゲストとして出演したときのことだろう。

「2チームに分かれての料理対決で、勝者を決めるのが恒例となっていますが、タモリは、“最終回だから、判定はいいでしょ。人生で判定なんか、どうでもいいことだ”と決着をつけなかったんです。この言葉の裏には、年内で解散が決まっていたSMAPの各メンバーへの是非で二分していたマスコミやファンへのメッセージが、あったのではないでしょうか」(前出のテレビ誌記者)

 このときの、こんな発言も、解散の悲しみに沈むSMAPファンから、「救われた」と絶賛されている。「友達なんかいらないって。オレ、あの歌が大嫌いなんだよ、小学校に入ったら、“ともだち100人できるかな”って。そんなことで人生決めんじゃないよ。今、どんどん友達減らしていっているんだ」

 では、「やる気のあるやつは去れ!」という名言でも知られるタモリが目指す人生とは、どんなものか。オリエンタルラジオの中田敦彦が、4年半務めた『笑っていいとも!』のレギュラーを卒業する際に、タモリは、こんな発言をしたという。

「この前、とても大きな桜の老木を見たんだ。広い田んぼの真ん中に、ギリギリで立っている。でも、桜が満開なんだ。俺はこれから、そういうものになりたい」

 本誌記者も、そんな言葉が似合う男になりたい!

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2
  3. 3