「ファミマというと、サークルKサンクスとの経営統合以前はセブン、ローソンに次ぐ3番手のイメージが強く持たれがちでした。ところが、プレミアム商品に関しては、業界王者のセブンに勝るとも劣らないクオリティを生み出しているんです。ファミマの周辺にある飲食店は、最大のライバルとして警戒すべき存在です!」(同)

 本誌は今回、プレミアム商品をランキング化するにあたり徹底取材を敢行したのだが、確かにファミマの躍進が目立つものだった。たとえば、ファミマで今回1位に輝いた「プレミアムバウム」は、高級店にも負けない逸品。コンビニ商品としては割高に感じるが、高級店と比べれば圧倒的に安い。また、2位の「くちどけ贅沢プリン」は、同じ味を専門店に求めれば300円以上はするであろうところ、210円なのである。

 今回のランキングは、あくまでも本誌の基準によるもので、人によって好みは変わる。また、地域によって、名称や値段が多少異なる場合もある。日進月歩で開発と研究が進むコンビニ食品を、ぜひ、直接確認していただきたい!

●セブンイレブン編

【1位】金のアイス(267円)高級アイス・ハーゲンダッツを超えた最強商品。コンビニのPBアイスとしては高値だが、ハーゲンダッツより安い。濃さと風味と滑らかさが最高値で絡み合う。バニラと抹茶の2種類あるが、甲乙つけがたい。

【2位】ホワイトチョコレートバー(199円)冬のチョコ需要に応えた今年2月の新商品。商品名通り、ホワイトチョコアイスをホワイトチョコでコーティングしているが、中央でとろけるのは生チョコ。3種のチョコが、舌上で混ざる妙に悶絶必至だ。

【3位】金のおむすび(210~220円)おむすびだからと侮ってはいけない。米が一粒ずつ、しっかり立っていて、海苔も通常版に比べて圧倒的に香り高く鼻を抜ける。特にオススメは「いくら」で、プチプチと潰れるたびに三陸の磯が口の中に蘇る。

【4位】金のビール(500ミリリットル=286円 350ミリリットル=221円)セブンがコンビニを超えた理由は、これにある。泡のきめ細かさと口に含んだ瞬間に立ち上がる麦の濃厚さが特徴で、ゴクゴク飲める。辛さとキレが好みの人には物足りないが、そんな人すらまた飲みたくなる。

【5位】金のビーフシチュー(429円)街の洋食店をいくつも潰したとの声も上がる罪な商品。つまり、それだけ旨いのだ。シチューの深い味わいは溜め息が出る。黒毛牛肉がこれでもかとゴロゴロ入っているが一切崩れておらず、噛む楽しみもある。

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