――ちなみに、以前インタビューで「男女ともに肉食であってほしい」と話されていましたが、今でも、そう考えていますか?

野波 あ~、そんな発言しましたね。懐かしいな。

――ということは、野波さんご本人は恋愛に対して積極的なタイプなんですね。

野波 最近の男子は草食系が多いって話をよく耳にしますが、そういうのって分かりづらいので、やめてほしいなって(笑)。

――ハッキリしろと。

野波 そう。ちゃんと好きなら好きと言ってほしいなって、すごく思います。女性は年々、強くなっている気がするんですけどね。でも、男性のダメなところをかわいいと思えることって、女性の特権だと私は思うんです。「かわいいな」って思ってあげないと、かわいそうっていうか。

――なるほど。

野波 男性ってすごく単純で、それをやっぱりかわいらしいと思ってあげないと、一緒に生活できないなって思うんです。結婚して、特にそう思うんですよ(笑)。それを「もう!」っていちいち怒っていたりしたら、毎日ケンカになっちゃうと思うんですね。

――この人は男だし、しょうがないなと納得する?

野波 それって、やっぱり母性だと思うんです。それがあるから、男女関係がうまくいくような気がするんですよ、特に結婚してからは。じゃないと、たぶん、即離婚の気がします(笑)

――具体的に、男性の単純なところってどこですか?

野波 そんなの、死ぬほどいっぱいありますよ。もちろん、私の主人のことに関してですけど(笑)。

――一般論としては?

野波 う~ん、一番分かりやすいのは“褒めると伸びる”ところですかね。

――そうなんですかね。

野波 男性って褒められるのが好きじゃないですか。逆に、男性としてプライドがあるから、特に女性にけなされるのは嫌ですよね。

――場合によりますよ。自分に非がある場合は、言われてもしょうがないし。

野波 女性って褒められても、その言葉の裏に何か違うこと、たとえば、その場限りのことなのかな、とか今、雰囲気が悪いから、そういうことを言っているだけなのかなって、敏感に察知することが男性よりもあると思うんですよ。でも、男性は裏読みしない。そこがかわいいなって。

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