2日間も不遇を喰らい続けていたんですから、さすがに勝ったハズ……普通はそうですよね? 結果はね、なんと3日で20万負けです。大当たり確率約400分の1のMAXタイプでもないのに、たったの3日で20万負け。
そう、3日目も大ハマリを喰らったんですよ。しかもまた1600回転オーバー……。3日連続で1000ハマリを喰らう確率って、天文学的な数値らしいですよ。時がたてばスランプも勲章になりますが、この当時はお金もなかったし、データ採りも自腹だったしで本当にツラかったなぁ(涙)。
実は、私と同じく日刊大衆でコラム連載中のパチプロ・アンドレさんも、その日たまたま同じホールで打っていらっしゃったんですが、「黙々と打つ背中が良かった」と、あの日のハナシを今でもされるほどです(笑)。
パチンコは大当たり確率が約300分の1の台を打っても、必ず300回転回せば大当たりするわけではありません。座って1回転で大当たりするラッキーな日もあれば、私のように大当たりにそっぽを向かれ続けてしまうアンラッキーな日もあります。
大当たりを重ね続けていき、最終的に平均すれば約300分の1の確率に落ち着く……というのがパチンコの本質。そして、アンラッキーが続いてしまうことが「スランプ」で、程度の差はあれ、パチンコを打っている人なら誰しもが避けることができない現象なんですよ。
では、どうすれば「スランプ」を回避、はたまた脱出できるのか? ハッキリ言います。それは無理! どんなにスゴ腕のパチプロでも不可能です。ただ、スゴ腕のプロはスランプでの被害を最小限に抑える工夫はしています。
アンドレさんのように、大当たり確率が高く、初当たりを引きやすい「甘デジ」をメインに立ち回ることもその一つ。ローリスクローリターンな甘デジは投資を抑えられますし、勝ち負けの波も穏やかなので、大勝ちが期待しづらいぶん、大負けをする可能性も低いというメリットがあります。スランプに陥ってしまっても、被害を最小限に抑えられるってわけですね。
そうはいっても、スランプを見越して甘デジばかりを攻めるのは自分らしくないなぁ~。なんてお考えのアナタ! そんなアナタにオススメなのが「森本式」です。