――な、なんですか?
内藤 夜はやっぱり怖いんです。特に、地下に降りていく階段があって……私は霊感みたいなものはないんですけど、なんだか異様な雰囲気で。主演の(剛力)彩芽ちゃんも、“ここ、怖いよね”って言っていて。2人で勝手に怖い想像をして、ヒィ~って抱き合ったりしていました。
――アハハ。剛力さんも相当な怖がりなんですか?
内藤 彩芽ちゃんはすごいですよ。お化けもそうだけど、雷も苦手みたい。雷が鳴ったときは、そばにいてあげないとダメなんです。ふだんはしっかりしていて、みんなを引っ張っていくタイプなんですけどね。
――そういうギャップはかわいいですね。
内藤 そうなんです。で、彩芽ちゃんと私が地下室に続く階段でキャーキャー騒いでいると、後ろから宍戸(美和公)さんがやってきて、背中をバーンと叩いて、“大丈夫だから”って、気合を入れてくれて。
――もしかして、背中に何か憑いていたのかもね。
内藤 ヒィ~!
――つい怪談で盛り上がってしまいましたが、ドラマ以外のお話も。内藤さんといえば、今年1月に群馬県から『ぐんま観光特使』に任命されたんですよね。
内藤 はい! 本当にうれしいです。私は群馬県の邑楽郡大泉町が出身なので。
――群馬県かぁ。ちょうど、ロケをしてた茨城県のお隣ですね。
内藤 出た! 東京の人はみんな、そうやって北関東をごっちゃにするんだから。茨城県の隣にあるのは栃木県です! 群馬はその隣!
――すみません!……ぐ、群馬といえば、やっぱり『ぐんまちゃん』ですよね!
内藤 殿堂入りのゆるキャラですからね! でも、群馬の良いところはそれだけじゃないですよ。
――教えてください!
内藤 まず、群馬は広いので、同じ群馬でも、地域によって文化がずいぶん違うんです。高崎市、館林市、前橋市……と、どの街にもそれぞれ特徴があるんですよ。ちなみに、私の生まれた大泉町は”日本のブラジル”として有名です。日系ブラジル人の方々が、たくさん働きに来ているので。
――へえ~! サンバとかも踊るんですか?
内藤 私が子どもの頃は、夏祭りにサンバがありましたよ。今でもやっているかはちょっと分からないんですけど、今年はせっかく特使にもなったので、行ってみようかな。
――内藤さんも地元にいた頃は、サンバを踊った?