「以前、あるバラエティ番組で、みんなでけん玉をやるという企画があった。それぞれ十字の横皿、底皿に乗せ、最後にキムタクがけん先に決めて終わるという流れでした」

 さて、件のキムタク。番組のシナリオでは、キムタクがけん玉の突起部分に乗せるのは“一発で”というものだったという。だが、トップアイドルとはいえ、人間である。奇跡を演出はできても、現実に起こすのは容易ではない。

「今となっては酒の席の笑い話ですが、いざキムタクがけん玉を“一発で”成功させるまでに優に4時間強。もちろんキムタクにしても、早く終わらせたいに決まっているわけで、被害者の一人かもしれない。そうは言っても、共演者、裏方含め、“キムタクのけん玉成功待ち”の空気の悪さは半端じゃなかった(苦笑)」(前同)

 私生活まで含め、すべての場面で主役であることが定められた男の悲劇と言うべきか。「出演者の一人だったある芸人は収録終了後、“マジで許さねぇ。俺が有名になったら絶対に干してやる”と延々と連呼してましたよ(笑)。それはそれで、キムタクが干されるより先に、お前が芸能界からいなくなるほうが先だと現場で噂になってましたが(苦笑)」

 常に担がれた神輿の上にいるのも、なかなか楽ではなさそうだ。

 下半身事情で悪名高いアイドルもいる。BS番組系を主戦場に、多くの番組を手掛ける制作会社所属の女性プロデューサーが明かす。「ジャニーズさんのタレントはプロ意識が高く、好みの差はあれ、概してテレビマンの評価は高いんです。だからこそ、それを裏切るような行為があると、かわいさ余って憎さ百倍というところがある。嵐の松本潤はそのいい例ですね」

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