「住宅を取得した人の年収と扶養家族の数、登記上の持分割合が分かれば、ウェブサイト『すまい給付金』で給付額をシミュレーションできます。ただし、期間中に複数回、住宅を買い替えても給付金がもらえるのは1回のみなので、注意を」(清水氏)

 また、現在は頭金ゼロでもローンを組める金融機関が増えたため、その返済に苦労している人も多いとか。

「今やフラット35でも自己資金ゼロで借りる(フルローン)ことができます。しかも空前の超低金利ですから、20代でも4000万円のローンが毎月10万円、ボーナス月30万円の返済で組めてしまうわけです。しかし、共働きであれば返済可能でも、奥さんが出産し、その後にパート勤務になると、教育費もかかるため、途端に返済が厳しくなってきます」(前同)

 最後に、申請すれば戻ってくるお金について、清水氏は会社員の特権だと語る。

「諸制度を通してみると、正社員のほうが確実に守られています。正社員よりも手取りが良いからとフリーランスで働くと、いざというときに助けてもらえません」

 せっかくのサラリーマンの権利。きちんと申請し、もらえるお金はもらおう!

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