■五十路になっても若々しく健康で

――全然そう見えないです。

長山 自分でもまったく実感はないんですけどね。私は早生まれなんで、先に50歳になった中学時代の女友達に“50歳になった感じはどう?”って聞いたことがあるんです。すると、改めて体力のことや老後のことを、もっとちゃんと考えなきゃいけないなって思ったって話してくれて。

――長山さんはどうですか?

長山 私はね、健康であればいいかなって(笑)。年だからというのは考えないことにしようって。スポーツをやるのは正直きついんだけど、やらなくなったらダメだなって思うので、無理してでもやるようにしています(笑)。

■神野美伽さんとジョイントコンサート

――素晴らしい心がけですね。それでは、そろそろお時間なので、最後に今後の抱負をお願いします。

長山 神野美伽さんとのジョイントコンサート(9月22日・23日、大阪・新歌舞伎座にて)を控えているんですが、それが今から楽しみです。神野さんは演歌でデビューして演歌一筋ですが、実は同期なんですよ。昨年もご一緒させていただいたんですが、今年はどんなふうに盛り上げていこうか、ワクワクしています。ぜひ見に来ていただきたいですね。

 多くの人たちの支えがあったからこそ、35年も続けてこられたと語る長山さん。その感謝に応えるためにも、津軽三味線の継続と着物という日本伝統文化は広げていきたいのだとか。これからも、日本人の心である演歌を歌い続けてほしいものです。

長山洋子 ながやま・ようこ
1968年1月13日、東京都生まれ。AB型。84年4月、『春はSA・RA SA・RA』でデビュー。86年リリースの『ヴィーナス』がヒット。93年、演歌歌手に転身し『蜩』をリリース。その後、『捨てられて』や立ち弾き三味線で歌う『じょんがら女節』が大ヒットとなる。現在は歌謡番組『洋子の演歌一直線』(テレビ東京系、毎週日曜5:30~)にレギュラー出演中。

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